バーチャル3Dクリエイター神部まゆみです(*^_^*)
この記事は Unity 6.3LTS が出たのでそれについての記事です。
6.2の記事はこちら。
いつの間にか Unity 6.3 が出ていたΣ(゚Д゚)
この前6.2が出たと思ったら、もう6.3が出ていましたΣ(゚Д゚)






LTSで2年間サポートされるため、今からUnity始めるならこれが良いかも?
Unity 6.3は出たばかりだけど2年間サポートがあるようなので、今からUnity始めるならこれが良いかな。
6.2はサポートされなくなったようです。


ChatGPTパイセンに聞いてみる
まだ出たばかりだから公式発表以上の情報はあまりなさそうだけど、彼に聞いてみます。




unity6.3が出たらしいのですが、6.2との違いや新機能などを教えてください


いいね —気になってたならちょうどいいタイミング! Unity の 6.3 は、前バージョンの 6.2 からいくつか大きめの強化や新機能を含む LTS(Long-Term Support)リリースとしてアナウンスされていて、「安定性」「ワークフロー改善」「レンダリング/UI/アクセシビリティ強化」がメインテーマだよ。
以下、6.3 の主な新機能・改善点と、6.2/それ以前との違いをざっとまとめる 👇
🎯 Unity 6.3 での主な追加・改善点
• レンダリング&グラフィックス/Shader 関連の強化
- 新規プロジェクトでは、GPU Lightmapper がデフォルトのライトマップ生成バックエンドに。ライトベイクが高速かつ高品質に。Unity マニュアル+1
- UV パッキングに xAtlas を採用 → より効率的でタイトなライトマップ生成が可能(既存シーンは旧方式継続だが切り替え可能)。Unity マニュアル
- 新しい
UnifiedRayTracingAPI が追加。専用ハードがなくても、コンピュートシェーダによる GPU レイトレーシングが使えるように。Unity マニュアル - Shader Graph の拡張 — テンプレートから着手できるようになり、マテリアル/シェーダ作成がスムーズに。Terrain(地形)用シェーダのサポートも。Unity マニュアル+1
- また、UI や 2D/3D 混在シーンでの描画の柔軟性も向上。Unity Discussion+1
• “3D as 2D” — 2D シーンで 3D メッシュ利用が可能に
- 2D レンダーパイプライン(URP の 2D Renderer)を使って、3D メッシュを 2D シーン中に配置 → 2D ライト/スプライトマスク/ソート順制御と統合できるようになった。Unity マニュアル+2Qiita+2
- これにより、2D + 3D ハイブリッドなゲーム表現がこれまでよりずっと自然かつ簡単に作れる。Unity Discussion+1
• UI/エディター/ワークフローのアップデート
- UI Toolkit が進化し、「カスタム UI シェーダー」「ポストプロセスフィルター」「SVG(ベクターグラフィック)対応」などが可能に。UI 表現の自由度が大幅に向上。ゲームづくりの最新情報やアイデアを紹介!|ゲームメーカーズ+1
- エディターのビルド設定(Build Profiles)UI が改善され、細かくビルド設定を分けて管理しやすくなった。Unity マニュアル
- オーディオシステムに Scriptable Audio Pipeline が導入され、Burst コンパイルされたカスタムオーディオ処理などが可能に。音周りを柔軟に制御できる。Unity マニュアル
• アクセシビリティ対応の強化
- これまでモバイルでのみだったスクリーンリーダー対応が、Windows や macOS のネイティブ スクリーンリーダー(Narrator / VoiceOver) にも拡大。デスクトップゲームのアクセシビリティが大きく改善。Unity マニュアル+1
- スクロール対応や新しい UI 要素(コンテナ、ドロップダウン、テキストフィールドなど)に対するスクリーンリーダーのロール指定にも対応。Unity マニュアル
• パフォーマンス最適化 & 安定性/開発効率改善
- プロファイラー(Profiler)の改善:キャプチャの一覧管理(Captures List)や GPU/CPU の詳細分析がやりやすくなった。Unity マニュアル+1
- パッケージ管理(Package Manager)やビルド構成まわりの改善で、依存パッケージ管理や安定なビルドがしやすく。Unity マニュアル+1
- 2D 物理周りに、新しい低レベル 2D 物理 API(Box2D v3 相当)が導入。マルチスレッド/デターミニスティック/デバッグ対応など、2D ゲームの物理挙動まわりが強化されている。Unity マニュアル
🔄 Unity 6.2 までとの“差分”ポイント(6.3 が特に強化・拡張したところ)
| 項目 | 6.2/以前の状況 | 6.3 で変わった/強化されたところ |
|---|---|---|
| レンダリング/ライトベイク | CPU / 既存のライトマップ方式が主流 | GPU Lightmapper がデフォルト化、xAtlas パッキング対応でライトマップ効率化 Unity マニュアル |
| Shader Graph / シェーダ | 標準的なシェーダ作成。Terrain シェーダ対応は限定的 | テンプレートから生成、Terrain 用シェーダ対応、UI シェーダも自由に作成可能に Unity マニュアル+1 |
| 2D / 3D の境界 | 2D と 3D を混在させるのは手間 or 制限あり | 3D メッシュを 2D シーン内で描画可能 → 表現の幅が広がる Unity Discussion+1 |
| UI 表現 | 古い UI システムか限定された UI Toolkit | UI Toolkit が強化され、カスタムシェーダー/SVG/ポストエフェクト対応で UI 表現の自由度UP ゲームづくりの最新情報やアイデアを紹介!|ゲームメーカーズ+1 |
| オーディオ | 従来のオーディオパイプライン | Scriptable Audio Pipeline 導入でオーディオ処理を柔軟にカスタマイズ可能に Unity マニュアル |
| アクセシビリティ | モバイル中心。デスクトップは対応状況まちまち | ネイティブスクリーンリーダー対応がプラットフォーム横断で追加され、アクセシビリティ向上 Unity マニュアル+1 |
| ワークフロー/開発体験 | 従来通り | プロファイラー改善、パッケージ管理改善、ビルド設定 UI 改良など開発効率が上がる Unity マニュアル+1 |
✅ どういう人/プロジェクトで 6.3 にアップグレードすると恩恵大か
- 3D と 2D を組み合わせたハイブリッドなゲームや、2D ゲームだけど 3D メッシュを使いたいような“表現の幅”を求める人。
- UI 表現にこだわりたい人。カスタムシェーダーや SVG UI、ポスト処理など、通常の UI よりリッチなインターフェースを作りたい場合。
- ライトマップやシーンのライティングを最適化したい — GPU ベイク + 高効率パッキングでレンダリング/ロード/ビルドのコストを下げたい人。
- オーディオを細かく制御したい/カスタムオーディオ処理を加えたい人。
- アクセシビリティを重視する — デスクトップやモバイル、複数プラットフォームでスクリーンリーダー対応が必要なアプリ。
- 開発効率/安定性/パフォーマンスを重視する大規模プロジェクトや長期運用プロジェクト(LTS の恩恵を活かしたい場合)。
💡 注意したいこと(互換性・移行時のチェックポイント)
- Shader Graph やレンダリング、ライトマップ、UI/オーディオなど、エンジンのコア周りで多く変更が入っているので、既存プロジェクトをアップグレードする際は慎重にテストを。場合によってはマテリアルの再設定やシェーダの書き直しが必要になる可能性もある。
- 特に 2D + 3D 混在レンダリング(Render 3D as 2D)など新機能を使う場合、挙動の確認をしっかり。ソート順やライト/マスクの挙動が従来と異なる可能性あり。
- 一部プラットフォームで Android の最低バージョン要件が更新されているので、ターゲット環境を要確認。Unity マニュアル
Unity 6.2だとAI機能が強化されて「おお!」ってなったけど、6.3は既存機能の改善がメインみたいな感じ?
まぁアップデートってだいたいそうか(^_^;)
実際に入れて使ってみる
実際にインストールしていきます。
Install Editorボタンを押すと出てきます。
とりあえずWindows Build Support(IL2CPP)のモジュールだけ入れておきます。
新規プロジェクトを作っていく
Built In Render Pipelineのプロジェクトで作ってみます。
最初にテンプレートのダウンロードが必要。


新規プロジェクトを作ってみたけど、んー特に変わった様子はないかなぁ。


AI機能はまだ実質使い放題っぽい
ベータ版の間は無料と書いてあるけど、6.2の頃にちょこっと使ってまだ24.8Pointsも残っている。


AI機能についてはこちら。
Unity Version Controllってのが追加されてる?
これ6.2の時はなかったような。




一応↓Unity 6000.2.7 で見たらなかった。或いはあったけどオプション扱いだったのがデフォルトになったとか?不明。
詳しくはこちら。




使わなければHide Version Control Toolbarを押して消しときましょう。
パッケージマネージャーがちょっと便利になった?
プロジェクト内アセットのところに「更新」ってメニューができていて、アップデートが来ているアセットが確認できるようになったっぽい。


あとサービスってのが追加されていて、Unity公式が出してるシステム機能が見れるようになった感じ?


このあたり以前はUnityレジストリとかに入っていたっけ?
…と思ったらこれは6.2でもあったw
まぁもっと前のバージョンを使ってる人にとっては結構変わっているかもしれない。
UniVRM入れてVery Animationいじってみる
UniVRM v0.130.1を入れてみたけど、 Unity 2022.3.22以降に対応しているから普通に使えましたね。



Very Animationも普通に使えました。
Very Animationはアップデートが頻繁だし、何かあっても対応が早い気がします。
おわりに
特に問題なく使えて良かった。
LTSで2年間サポートがあるから、今からゲーム制作するとかならこれを入れた方が良いかな…。
昔のUnityバージョンはサポートを切られていくから、どこかで新しいバージョンに移行していったほうが良さげ。
また何かあれば追記します(*^_^*)







