バーチャル3Dクリエイター神部まゆみです(*^-^*)
この記事はStarter Assets: Character Controllers | URPを使ってみたメモです。
以前のStarter Assetsの記事はこちら。
使用したunityバージョンは2022.3.22です。
Starter Assets – ThirdPerson | Updates in new CharacterController packageとの違いは
これすごく紛らわしいのだけど、2025/09/20現在では3種類のStarter Assetsがアセットストアにあるみたいです。
↓はThird PersonとFirst Person用に分かれていて、unity2020.3.xならHDRPやBuilt In Render Pipelineもサポートしている。










もともとStarter Assetsの前にStandard Assetsっていうのがあったんだけど、配布終了したから以前のUnityバージョン使ってる人のために移行措置として残してるんじゃないかな?たぶん。
この記事で扱うStarter Assets: Character Controllers | URPはURP専用で、後から出てきたやつ。
こちらはThird PersonとFirst Personが一緒に入ってます。




こちらはURP専用で、2022.3.0f1以降しかサポートしてないようです。


unityは将来的にURPを主力にしていきたいっぽい?ので、たぶん過去のunityバージョンがサポートされなくなったらこっちに一本化していくつもりなんじゃないかな?
↓URPについて調べたときにChatGPTがそんな感じのことを言っていた。
私はunityの中の人ではないからあくまで予想だけど(;^_^A
さっそくThird Personのほうをいじってみる
このブログのStarter Assetsの記事は割と需要があるっぽいのでいじってみます。




First Personも入ってるみたいだけど、今回もThird Personのほうでやりますw
使ったunityバージョンは2022.3.22です。
VRChatやってる人なら既に入れてあると思う。
unity 2022.3.0以降のバージョンなら大丈夫っぽいです。


マイアセットに追加してインポート
タダなのでノリと勢いでマイアセットに追加しましょう。
タダゆえにいつなくなるか分からないが…(笑)


パッケージマネージャーを開いて、マイアセット ⇒ starter って入れれば出ます。


URPプロジェクトでやってみる
このアセットはURPしか対応してないっぽいのでURPプロジェクトのテンプレートでやります。
unity hubでURPのテンプレートをダウンロードする。


適当なプロジェクト名を付けてプロジェクトを作成します。


これでパッケージマネージャーを開いてStarter Assetsをダウンロード、インポートします。


あれ、なんか強制終了して再起動させられましたΣ(゚Д゚)
…と思ったけどもう一回起動してやり直したらいけました。


サンプルシーンも無事動きました。
サンプルシーンは Assets/Starter Assets/Sample/ThirdPersonController/Playground.unity にあります。
【実験】Built in Render Pipelineでもいけるか?
ここはBuilt in Render Pipelineのプロジェクトでやったらどうなるのか?という実験なので別に読まなくていいですw
Built-inとHDRPはNot compatible(互換性なし)って書いてあるけど…。


一応試してみます。


↓こちらも強制終了させられましたが、この後もう一回やればいけるかな?
やっぱり、もう一回やってみたら普通にインポートできました。
URPのファイルができてるから、必要なURPのファイルだけ再起動時に入れてくれたのかな…?


普通にサンプルシーンも開けましたね。一応使えなくはないのかな。


Assets/Starter Assets/Sample/ThirdPersonController/Playground.unity
しかしプロジェクト設定を見たらURPって書いてあったので、URPの設定に書き換えられたっぽいですね。


ChatGPTに聞いてみたけど、Built in Render PipelineもURPもHDRPも、必要なファイルと設定があれば後から変えられそうな感じだな…。




これunityの新規プロジェクトを作る時にレンダーパイプラインを選ぶのはあくまで初期設定で、後から別のレンダーパイプラインの設定が必要になったら後から追加で設定してくれるのかもしれない。
同じシーン内でHDRP用の設定とURP用の設定が混在しなければあまり問題は起こらないのかも?わかんないけど。
HDRPでやった場合は紫色になってダメだった
こちらもURPに書き換えられる感じなのかな?
多分HDRPのファイルはそのままに、URP用のファイルがインポートされてグラフィックス設定がURPに書き変わる感じ?と予想。
まぁ後学のために一応やってみます。
あれ、こっちはサンプルシーンを開いても紫色になってダメでしたΣ(゚Д゚)
HDRPは設定が結構デリケートっぽいからなぁ、流石にダメか。


プロジェクト設定のグラフィックスのところを見ても、HDRPとURPの二つがありますね…。


なんか警告が出てるだけだからその通りにすれば治せるかもしれないけど、まぁ挙動が分かったからもういいかなwとりあえず実験ってことで…。
URP用に作られたシーンは、HDRPで開こうとしてもこのあたりの設定を書き換えないと動かない気がする。
VRoidのキャラにThird Person Controllerを設定して動かしてみる
前回とあんまり変わってないと思うけど、VRoidの私のモデルをセットアップして動かせるようにしてみます。
前回の記事はこちら。
コンポーネントはこれまでのStarter Assetsとあまり変わらないかな…?


サンプルのプレイヤーのコンポーネントはこんな感じ。


↓が昔のStarter Assetsのサンプルプレイヤーのコンポーネント。全く同じっぽい?


前回は↓こんな感じで設定したと過去の私は書いています。
プレイヤーのコンポーネントは一緒だけど、シーンに配置されてるオブジェクトだけちょっと違うかな?
カメラを三つコピペしてVRoidモデルに持ってくる
面倒なのでサンプルプレイヤーからコピペしますwPlayerCameraRootはただの空オブジェクトみたいだけど。
MainCamera,PlayerFollowCamera,PlayerCameraRootの三つをコピーして、VRoidモデルの位置に調整する。
https://knb-mayumi.com/unity-starter-assets/
インポートして配置
uniVRMを入れてVRoidをインポートします。

しかし紫色になってしまった(~_~;)URPにはMTOONは対応してない?


この私のモデルはVRM 0.0のやつなのだけど、URPに対応してない感じっぽい。






glb と vrm-1.0 inspector から URP Material への差し替えができます。 ただし、export はできません。 VRM セットアップには、builtin material をご利用ください。
VRM-0.X MTOON の URP 対応はありません
unlit に fallback します。 import 時に VRM-1.0 にマイグレートすることで、MToon-1.0 の URP 版を使うことを検討してください。
こちらの記事に対応策を書いたけど、VRM 1.0にしたらURP用のマテリアルに変換できました。
VRoid StudioでVRM1.0用のモデルとしてエクスポート、uniVRMもVRM1.0用のやつを使うって感じです。
コンポーネントを設定して動かしてみる
↓これがサンプルのプレイヤーのコンポーネントなので、VRoidモデルに同じように設定すれば多分動くでしょう。


↓これで良いかな。
Third Person Controllerを追加したらCharacter ControllerもPlayer Inputも自動で追加されたので、あとはStarter Assets Inputs と Basic Rigid Body Push を追加すればOK。
サンプルシーンの、
MainCamera
PlayerFollowCamera
PlayerCameraRoot
の三つをコピペして使います。
↓あとは参照を書き換えたりして設定します。これで動くはず…。
細かい設定とか
あ、浮いてしまった…。確かこれはレイヤーの設定がダメなんだったかな。
Third Person ControllerのGround LayerをDefaultにする。なぜDefaultかというと床のレイヤーがDefaultだから。
あとは無限ジャンプ対策で、動かすモデルのレイヤーをDefault以外にした。あと一応タグをPlayerにしておいた。


レイヤーは新規で何か作ったほうがいいかな…?とりあえずこれで浮かなくはなったけど。
あとはCharacter ControllerとPlayer Inputの設定。
まぁとりあえずサンプルのプレイヤーからコンポーネントをコピーして持ってくるとラクだと思う。




これで動いた!
これで普通に動きましたね。
Shiftキーを押しながら移動で走れる
これ前から切り替えられたっけ?まぁ最初から実装してあるので便利ですね。
おわりに
URP向けになっていたのでちょっと変わっている部分があったけど、基本的にはあまり変わっていないかな?
まぁまだちょっと動かしただけだから分からないけども。
JU TPS3みたいな出来合いのTPSアセットを使うのもいいけど、検索需要的にStarter Assetsのほうが明らかに利用者が多いみたいで需要ありそうなんですよね…。
せっかくだからこのStarter Asssetsを使ってTPSゲームを作る記事でも書いていくのも良いかな…。
銃を構えてエイムさせる動作までは作ったけど、そのあたりで止まっているし。
まぁもう少しいじってみます(*^-^*)