バーチャル3Dクリエイター神部まゆみです(*^_^*)
この記事はVRChatのPhysboneでボーンを伸ばす方法についての記事です。
↓以前Physboneでしっぽを揺らすとか動かすとかはやったけど、細かい設定はやったことがなかったのでやってみます。
やりたいこと:自作オブジェクト(リグあり)にPhysboneを仕込んで引っ張りたい
blenderでこんな感じにリグ付けしてあります。


もう少し細かくリグ付けできるけど、あまりボーンが増えすぎると管理がめんどくさいのでまぁ適度な感じで…。
これはBOOTHに置いてある首輪につけている鎖のやつですw




Physboneの設定など
PhysboneのVRChat公式ページはこちらなので、分からないパラメーターなどがあればこちらを見るのが良いと思います。

掴みたい場所にVRC Physbone Colliderコンポーネントを追加
掴みたいボーンにVRC Physbone Colliderコンポーネントを追加します。


blenderではbone6までしか作ってなかったけど、勝手にendが追加されるっぽい。
しかしウェイトが乗ってる先端はbone6までなのでここに追加しました。


VRC Physbone Colliderの設定
↓設定はこんな感じ。Root Transformに揺らしたいボーンの根元を指定し、コライダーの半径を適当に設定しました。


根元から揺らしたくなければbone2とか3にしとくとそこから揺らせる。
VRCPhysboneコンポーネントを追加
VRC Physboneコンポーネントを追加します。
これどこに追加しても動作したけど、まぁ分かりやすいように動かしたいオブジェクトに付けておくと良いかな。


VRCPhysboneコンポーネントの設定
こんな感じ。


デフォルトから変えたところは↓の赤線のところ。


・Root Trasform ボーンの根元を指定。根元から揺らしたくなければ真ん中あたりでもOK。ここにHumanoidのRootを指定してしまうと体ごと揺れたので注意w
・Collision 半径 コリジョンの半径の大きさ。シーンにギズモが表示されているので、だいたいオブジェクトと同じくらいになるよう設定します。
・コライダー 掴む場所の設定。今回は一か所だけ設定しましたが、VRC Physbone Colliderを追加したボーンの数だけ設定できます。
・Max Stretch デフォルトからどのくらい伸ばせるか。3だと3倍まで伸ばせる。
他にも細かい設定項目があるけど、詳しくは公式ページを参照。

これで引っ張れた!
おお、ちゃんと引っ張れましたね( *´艸`)
まぁ髪の毛とか引っ張れても痛そうだから、設定する部位は考えた方がいいけども(^_^;)
おわりに
案外簡単にできて良かった。
しかしあまり設定しすぎると重くなりそうだから適度が良いかな?
また何かあれば追記します(*^_^*)