バーチャル3Dクリエイター神部まゆみです(*^_^*)
この記事はUnity6.2のAI機能でアニメーション生成してみたので、それについての記事です。
前回の記事はこちら。
やりたいこと:Unity6.2からAI生成機能が搭載されたので使ってみたい。特にアニメーションクリップ生成のやつ
AI機能についての公式ドキュメントはこちらです。




色々なアセットが生成できるようですΣ(゚Д゚)



AI生成は権利関係でモメがちだけど…アニメーションクリップくらいなら使いやすいかな?
特に画像生成AIや動画生成AI、音楽生成AIは権利関係でモメがちですね(-_-;)
しかし細分化されたテクスチャやちょっとした効果音、アニメーションクリップとかだと問題になりにくいかな?
効果音自動生成あたりはWindows XP時代からありましたし、テクスチャ自動生成も質が低いやつなら結構前から似たようなものは見た記憶がある。
アニメーションクリップ生成はもう結構前から映像系モーションキャプチャーが進化していたので、割とコモディティ化しつつある技術かな?
こちらは自分で動いた映像を入れればいいので権利関係は割とクリアにしやすい気がします。
正直なところ今はトゥーンレンダリングも進化しているし、アニメとかはもう全部3Dでいいのでは…?と思わなくもない(^_^;)
3Dだとアセット使い回したりちょっとした修正もやりやすいですからね。
実際にアニメーション生成してみる
実際に生成してみます。
AIメニューを有効化しておく
これは前回の記事で手順を書いたのでそちらを参照。
規約に同意してインストール
最初に規約に同意してAIツールをインストールする必要があるようです。


コンソールにinstallingと出るのでちょっと待ちます。




インストール終わったけど…クレジット制っぽい?
ベータ版の間は無料って書いてあるけども。


楽天モバイルのように「ぶっちゃけ0円でずっと使われても困る🤬」ということだろうか(^_^;)
ドキュメントを見ながら使ってみる
公式ドキュメントはこちら。




AI ⇒ Generate New ⇒ Animation で。


なんかアニメーションクリップが作成された…と思ったらなんかAI専用のウィンドウが出ましたΣ(゚Д゚)
Text To Animationでプロンプトを打ってみる
クレジットは5消費するっぽいけど、25K(2万5000)ポイントあるからなくなることはないかな…。
ベータ版だからタダだしw
walk
簡単なwalkアニメーションを生成してみます。
設定で良い感じにループにもしてくれるっぽいですΣ(゚Д゚)
おお!ちゃんとWalkのアニメーションしているΣ(゚Д゚)
しかしこれ歩くとか走るとか簡単なプロンプトならいいけど、1秒後に止まるとか細かい指定を複数していくのはちょっときついかな…。
一応1024文字まで指定できるけど、指定が増えるほどガチャ要素も増えるため意図したアニメーションを出すには何度も生成しないといけないと思う。
アニメーションについては動画で指定したほうがやりやすいかもしれない。
Girl Walk
んーGirlか?(^_^;)ちょっと変わったけども。
こういう簡単なアニメーションはMixamoとかでプロの方が作ったアニメーションがあるからな…。
どんなアニメーションを作るべきかは議論の余地があるかもしれない。
run animation that like a young girl 若い少女のような走るアニメーション
おっ、これは良い感じにできたかな?(*^_^*)
文章で細かく指定してガチャしたほうが良いかな…。
ループさせるにはTrim設定をしないとダメっぽい
今気づいたけど、ここでTrimボタンを押さないとループしてくれないっぽいです。
あれ、でもRootの関係なのか今度は動かなくなってしまった…。
ちょっと不安定っぽいかな(^_^;)
片手剣の回転切りのアニメーション ※長文指定
めっちゃ長い指定をしたらどうなるんだろう。


片手剣のアニメーション。左手に盾を、右手に剣を持つ。最初に60FPSは待機モーション、次に二連続で切りつけ、全身を3回転させて回転切りをして華麗に止まるアニメーション
最初に待機、次に二連続で切りつけて、最後にリヴァイ兵長のように回転切り! …みたいなイメージ?
こんなのちゃんとできるんだろうか?(^_^;)
…んー、片手剣で切るところまではできてるけどその後はだめか…。
以前 JU TPS3でやったみたいに凄い回転切りを期待していたが…。
回転切り単体は行けた
今度は回転切り単体で指定してみたけど、まぁ良い感じ?
んー、回転切りというか回転蹴りに近いか?w
当ててる感がないのでちょっとアレだけど、このくらいならUmotion Proでレイヤー追加してちょこっと改変すれば使えそう。
感想:短いアニメーションなら結構使えそう
1024文字まで指定できるけど、あんまり長いと上手く汲み取ってくれないみたいだから厳しいかな(^_^;)
でもwalkとか短い簡単なアニメーションなら普通に良い感じに生成してくれるので、用途を絞って使えばなかなか有能な気がします。
改変やスクリプト併用ありきなら可能性が広がるか…
あとはUmotion ProとかAnimation Desginerとかのアセットを使うと改変しやすいので、どこまで改変するか自分なりにメソッド化して工程を作っておくと良いかもしれない。
あとは首や目、口を動かしたりはアセットでできるので、どこまでアニメーションクリップで動かすべきかってのがありますね…。
そう考えると短いアニメーションを組み合わせてやっていけば十分な気もします。
アニメーションはスクリプトで切り替えたりもできるし。
つづく?
簡単に短いアニメーションが生成できて良かった。
用途を絞るならこれでも十分に使えそうな気がします。
アセットやスクリプトで制御して動かしたりもできるし、どこまでアニメーションクリップで動かすかですね…。
次回はMovie To Animationでやってみようかな。
まぁ映像系モーションキャプチャーはこれまでに結構使っているからそこまで驚きはないかもしれないけど(^_^;)
続きが書けたら追記します(*^_^*)