バーチャル3Dクリエイター神部まゆみです(*^-^*)
前回blenderのarchimeshアドオンで部屋を作ってみたけど、法線が整ってなかったから調整してみました。
前回の記事はこちら。

窓ガラスの法線が逆だったので直す
前回archimeshアドオンで作った窓をunityに持って行ったら、片方のガラスが曇って表示されていた。
blenderで面の向きを調べてみたら、どうやら法線が裏表ちぐはぐになってるっぽい。
まぁ左右のドアはすれ違うようになってるし、左右で裏表が逆ってのは分かる。
裏表の見た目を整えたいっていうのはこちらの都合だし(;^_^A
でもこれarchimeshの仕様かと思ったんだけど、上の小さい欄間窓は向きが統一されてるなぁ…。
サイズを小さくしただけで元は同じ窓なんだけども。
もしかしたらAutoHoleで穴を空けた時に、どこか設定がおかしかったのかもしれない。
archimeshアドオンを設定して見た記事はこれ。


まぁでも両面ともいい感じに反射したほうが良いかな?
そのためには両面とも表になっていたほうがいいかも。
コピペして両面とも表にすればいけるか?
これガラス部分は平面(plane)のペラ一枚っぽい。
内側からも外側からも表にして見せたいなら、少し工夫が必要かも。
コピペして背中合わせにする感じでやってみる。
うん、これでもいけそう。
窓ガラスをコピペして両面とも表にする手順
手順を書いておくと、
1,オブジェクトモードで、ガラス部分を選択して Shift+D でガラスを複製。クリックして確定
2,TABキーを押して編集モードに。Aキーでガラスを全選択、そのまま R Z 180 と入力して裏表逆にする
3,ここまでだと複製元のガラスと座標が同じなので、 G Y -0.001 と入力して、ちょっとだけ前に出す。
って感じ。
GIFで撮るとこう。
このままだと裏表二枚のガラスが別オブジェクトになっているので、Shift押しながら両方選択して、Ctrl+Jで結合しておいたほうが良いかも。
法線を両面表に整えたい時は、この手口は他でも使えそうな気がする(笑)。
ガラスに厚みをつけて法線いじってもいけるかも
押し出して立方体にすれば面が増えるので、外側の面を全部表にすればいけるかな。
あれ、でもなぜか上手くいかなかった。
多分何かが間違ってるんだろうけど(~_~;)
まぁいいや、最初にやった平面背中合わせ方式でいく。
法線の向きを整える
法線の向きを整えたい部分を選択して、編集モードに。
メッシュ⇒ノーマル⇒反転 で裏表逆にできます。
もしくはその下にあるやつで、外側にそろえたり内側に揃えたりできます。
ちなみにノーマルっていうのは、日本語に訳すと法線のことらしいです。
この段階で、窓枠の赤いところの法線も整えておきます。
これでどこから見ても表になった!
微妙に窓の枠の上下で赤いところがあるけど…まぁこのくらいでいいか。
unityで確かめてみる
これで左右のガラスの見た目が統一されて、左右どちらかの窓ガラスが曇る現象は起こらなくなった。
細かいところだから透過だけさせればいいなら別にやらなくてもいいかもしれないけど(;^_^A
おわりに
これで法線の向きが整えられたので良かった。
これは必ず確認しないといけないね(;^_^A
まぁunityでシェーダー整えれば法線が逆でも誤魔化せそうだけど、変な表示不具合の原因になっても困るし。
次はリフレクションプローブで窓ガラスを透過+反射させるところをやってるけど、ビルドしたら反射がおかしくなって若干詰んでいる(~_~;)
ベイクしたら表示されるから、ライトマップとかの設定の問題?
透過や反射を上手く設定できると「おお!」って感じになるから、この機会によく勉強しておきたい。